皆さん、こんにちは!
突然ですが、皆さんは「だるま」と聞くと何を想像しますか?
私はだるまと聞くと、願い事をして片眼を黒く塗りつぶす人形というイメージです。
選挙の時に、候補者さんの後ろにたくさん置かれていた様子が小さな頃の記憶にも残っています。
今日はその達磨について少しお話させてください。
実はこの「達磨」という名前には、深い意味が隠されているんです。
達磨大師の名前の由来
達磨人形の元になったのは、禅宗を広めた僧侶の達磨大師(だるまたいし)です。
6世紀にインドから中国に渡りました。
彼の名前は、サンスクリット語の「Dharma(ダルマ)」に由来しており、この言葉は「法(ほう)」「告発」「真理」を意味しているそうです。
では、「Daruma(ダルマ)」とは一体何なのでしょうか?
ダルマの意味と宇宙の法則
仏教やヒンドゥー教などインドの宗教では「ダルマ」は非常に重要な概念です。
この「ダルマ」は「正しい行為」を指すだけではありません。
宇宙全体の根本原理を表しています。
例えば、
- 宇宙のダルマ :これは、万物が調和して存在するための秩序を表しています。
物理法則や、生命を育むサイクルなどは、全てこのダルマの影響を受けています。 - 個々のダルマ :人間をはじめとするすべての存在が、それぞれの役割を持ちます。そしてその役割に従って生きることが「ダルマに臨む」ということです。
このように、ダルマは 全宇宙の秩序 と 個々の役割 の両方を含んでいるのです。
達磨(だるま)とダルマのつながり
達磨大師は、仏教の教えを中国に伝え「心の法(しんのほう)」を説きました 。
その他にも「直指人心(じき し にんしん)」と「見性成仏(けんしょうじょうぶつ)」の理念があります。
これらの詳しい意味はいずれまたお話しさせていただくとして、達磨大師はダルマ(真理、法)を自ら体現する存在だったのです。
その姿勢こそが、彼が「だまる」と呼ばれる理由でもあります。
倒れても立ち上がる精神とダルマの教え
ここで、皆さんになじみのある「だるま人形」の話に戻ります。
だるま人形は、倒れても起き上がる姿で有名ですね。
この「七転び八起き(ななころびやおき)」の精神は、どれだけ困難に直面しても、自分の本質( ダルマ)に忠実に生きることを象徴しています。
それは、個々の存在がそれぞれの「ダルマ」ながら、宇宙全体の調和の中で生きていることを意味しているのです。
このように、達磨(だるま)は宇宙の法則と人間の生き方を繋ぐ存在であるとも言えますね。
最後に
- 達磨大師 は、サンスクリット語の「Dharma(ダルマ)」に由来する名前を持ち、宇宙の法や真理を現存する存在として知られている。
- 「Daruma~ダルマ」は、宇宙の秩序や私たちの本質を考える。それに沿って生きることが、全体の調和をもたらす。
- 達磨人形の「七転び八起き」は、どんな困難があっても乗り越えて、自分の本質を見つめながら建ち上がることの大切さを教えてくれている。
一見「宇宙の真理」と「私たちの暮らし」は別物のように思われるかもしれません。
ですが、実はすべてが続いているのです。
家づくりや生活環境を整えることも、私たち自身がダルマ(本質)と調和することに他なりません。
普段目にする「だるま人形」にも、実は様々な哲学が秘められているんですね。
今日は、達磨(だるま)と宇宙のDaruma(ダルマ)の深いつながりについてお話しました。
皆さんも、大変なときはこの「ダルマ」の精神を思い出して、自分の本質を信じてみてくださいね。
では次回も、水と住まいとエネルギーに関する興味深い話題をお届けします!お楽しみに!
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