選挙結果を見ながら、思わずこぼれた言葉がありました。
「……大丈夫?北海道。」

驚いたのは、裏金の疑惑で名前が出ていた70代の女性議員が、
また堂々と当選していたこと。
もう終わった話になっているかのような報道と、それを許容する空気に、
胸の奥がなんとも言えない違和感で満たされました。

これって、本当に今、私たちが選ぶことだったのかな。
今の子どもたちのことを思うと、
「未来のための選択」になっているのか、どうしても考えてしまいます。

私は、政治の話がしたいわけじゃないんです。
ただ、暮らしを整えるという仕事をずっとしてきたからこそ、
そこから見えてくる「社会のひずみ」に、どうしても目がいってしまう。

北海道というこの豊かな土地が、
静かに、でも確実に外国資本に買われ続けている現実。
水源、山林、農地、観光地…
それらが「誰のものでもなくなっていく」ような感覚が、
少しずつ日常の中にしのび込んでいます。

だから私は、どうしても問いかけたくなるのです。
「本当に、この選択でよかったの?」と。

子どもの頃からずっと、政治家さんの顔つきに驚くことが多かった。
どこか威圧的だったり、損得にしか興味がなさそうだったり、
「あれが“先生”と呼ばれる人たちなのか」と、幼いながらに違和感を覚えていた。

私が望んでいるのは、もっと当たり前のことを、当たり前に語ってくれる政治。
教育のこと。食べもののこと。エネルギー、水、そして命がめぐっていく仕組みのこと。
それらは決して難しい政策の話ではなく、私たちが生きていくための土台であり、
本来なら政治の“まんなか”にあるべきものだと思う。

だから私は、数字やパフォーマンスではなく、
「暮らしの根っこ」から語ってくれる政党を応援したいと思っている。

昔なら、会社のブログで政治の話なんて…と思っていたけれど、
今はもう、そんな時代じゃないと思うんです。

政治も仕事も暮らしも、切り離せるものじゃない。
どんな選択をするかは、どんな未来を生きていきたいか、ということだから。

私はこうして、自分の言葉で問いを投げかけておきたい。
大きな声じゃなくても、心に静かに届くように。

自分のためだけに選んだことは、どこかで道を誤る。
でも、大切な誰かのことを思って選んだことは、
たとえ時間がかかっても、ちゃんとつながる気がするんです。

選択に迷ったときこそ、自分のためじゃなく、
「誰のために、なにを選ぶのか」という視点を持ち続けたい。

— NeNeばぁちゃん