木造VSコンクリート
あなたの理想の家は?!
多くの方は「家」といえば、小さな頃から慣れ親しんだ木造住宅を思い浮かべるのではないでしょうか。しかし、災害が頻発するこん日、コンクリート造の戸建住宅に興味を持つ方が増え始めています。今回は住まいづくり初心者の方に分かり易く、それぞれの特徴を比較し、自分に合っているのはどちらの住宅構造なのかを知りましょう!
後悔しないためにも、それぞれの特徴を知ることは大切です。ライフスタイルに合った理想の住まいを見つけるために、一緒に知識を身に付けましょう。
【第1回目】~ 素材の違いを知る
木造住宅とコンクリート住宅の違い
木 材
木材は再生可能で持続可能な資源であり、私たちに自然な美しさと温かみを伝えてくれます。気密をしっかりととり断熱性を上げることにより、北国の暮らしでも冬は温かい住環境をつくることができます。しかし、水分や害虫に対するに弱いところがあるので施工時の対策と定期的なメンテナンスが必要となります。
コンクリート
耐久性と耐火性に優れ、強度が非常に高い素材です。密度が高く音の遮断性が高いのでプライバシーを確保しやすいです。
しかし、重量と硬さから、施工の柔軟性に欠け、施工コストも高くなりがちです。コンクリートは冷たく無機質な感じを与えがちなので、居住空間には工夫が必要です。
【木造住宅の特性】
1⃣自然な質感と温もり
木造住宅は、木の自然な質感と温もりを室内にもたらし、居心地の良い空間を作り出します。この特性は、住宅に心地よい雰囲気を与えるだけでなく、ストレスの軽減にも効果的です。
2⃣環境に優しい
木は再生可能な資源であり、成長過程で二酸化炭素を吸収します。木造住宅を建てることは、環境への負担を減らし、持続可能な建築を推進することに繋がります。
3⃣優れた断熱性
木材は自然の断熱材としての役割を果たし、夏は涼しく冬は暖かい住環境を提供します。これにより、エネルギー消費を抑え、暮らしのコストを削減することが可能です。
4⃣耐震性
木造建築は軽量で柔軟性があるため、地震時の揺れに対して建物が柔軟に動くことができ、耐震性に優れています。
【コンクリート住宅の特性】
1⃣堅牢さと耐久性
コンクリートは非常に堅固な素材であり、住宅に高い耐久性と耐火性をもたらします。これにより、長期間にわたる安心と安全な居住空間を実現します。
2⃣低メンテナンス
コンクリート住宅は、木造住宅に比べてメンテナンスの必要性が低く、経年変化に強いため、長期間にわたってその状態を保ちやすいです。
3⃣音の遮断性
コンクリートの厚みと密度は、外部からの音を効果的に遮断します。これにより、騒音の多い都市部でも静かな居住環境を実現することができます。
4⃣熱の蓄積
コンクリートは熱を蓄積しやすい特性を持っています。適切な設計と組み合わせることで、冬は暖かさを保持し、夏は涼しさを保つことに貢献します。