皆さん、こんにちは!
私たちは暮らしの中で、たくさんのことを受け取り、そして次の世代へと渡していきます。
家や、文化、そして価値観も。
それはまるで「じゅんばんこ(順番)」のように、巡り巡っていくものです。
子どものころ、遊びの中で「じゅんばんこね」と言いながら、ブランコを譲ったり、おもちゃを交代で使ったりしました。
あの頃はただのルールでした。
ですが、今振り返ると、それは「譲ること」「受け取ること」「受け継ぐこと」を自然と学ぶ、大切な文化だったのだと感じます。
家を繋ぐ、暮らしを繋ぐ
私が住まいづくりに関わる仕事をしているのも、この「じゅんばんこ」の精神が根底にあるからかもしれません。
家はただの建物ではなく、家族の歴史が刻まれ、想いが宿る場所です。
親から子へ、子から孫へ。
形を変えながらも、その温もりは受け継がれていくものです。
リフォームや修繕の仕事をしていると、お客様から「この家を大事に住み継ぎたい」という声をよく聞きます。
壊して新しくするだけではなく、今あるものを活かしながら、次の世代へとバトンを渡す。
それはまさに「じゅんばんこ」の精神そのものです。
今できる「じゅんばんこ」
世代を超えて受け継ぐことは、何も家だけに限りません。
知恵や技術、人とのつながり。
つまり、私たちが持っているものを、誰かに「じゅんばんこ」することができるのです。
例えば、
・親から教わった料理を子どもや孫に伝える
・先輩から学んだことを後輩へ受け継ぐ
・地域の暮らしの知恵を次の世代にシェアする
こうして、小さな「じゅんばんこ」が積み重なっていくことで、優しさや豊かさが広がっていくのだと思います。
バトンを渡しながら生きる
自分が学んできたこと、経験してきたことを、次へ繋ぐ。
そんな「じゅんばんこ」の精神を大切にしながら、これからの人生を歩んでいきたいと思います。
皆さんにとっての「じゅんばんこ」は、どんな形でしょうか?

最後に
小さなことでも、未来へ繋がる「じゅんばんこ」。
ぜひ日々の生活の中で意識してみてくださいね。
私自身、今年で還暦を迎えます。
人生の折り返し地点を迎え、これからは「受け取る」側から「渡す」側へと意識をシフトする時期なのかもしれません。
では次回も、住まいとエネルギーに関する興味深い話題をお届けしますのでお楽しみに!
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この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。それでは、次回の投稿でお会いしましょう!
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